ベアリング挿入

１）内側油切りを入れる

異物の除去を確認する
清掃手入れ後の保管で塵埃等が付着している場合があるので注意する

２）ベアリングヒーターで加熱する

挿入位置、方向を確認する
温度は１２０℃以下で加熱する
挿入後、異物が入らないようビニールシート等で養生する

加熱したベアリングに素手で触らない

３）冷却後打込み棒で適度に叩き、直角度と挿入位置を調整する

ベアリングは冷却による収縮で軸段差との間に隙間が空く場合があるので必ず打撃を行う
軸に挿入している場合は内輪のみ叩くようにする

４）グリス充填（油浴式はタービン油を塗布）する

ベアリングにグリスをまんべんなく入れる（軸受箱内の６０％程度）
グリスは客先指定のものを入れる

５）ロックナットのあるものは締め付ける

ロックナット、スナップリング、カラー等、組立に支障のないものはここで取り付ける

材料：ベアリング、ウエス、ビニールシート、グリス、タービン油
工具：ベアリングヒーター、リングスパナ、スナップリングプライヤー

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