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各部の手入れ

 

1)ブラケット、固定子、回転子、カバー等の手入れを行う


気吹き清掃を実施する
バリ除去等の手入を行う
分解部品はビニールシート等により養生する
防塵マスク・メガネを使用する
洗い油等は保管場所に置き、不要なものは置かない


2)給油口のあるものはグリス入替を行う(グリス式のみ)


異物混入防止を実施する
客先指定グリスを使用する

3)各部点検手入


変形、欠損、亀裂等の異常を確認する
打痕等の膨らみはヤスリ等で平らに修正する
接合面や、ギャップの少ない部位は注意する
工具で手指を切らないように使用法を理解する
重量物の下に手足を入れない

材料:洗い油、ウエス、グリス
工具:圧縮空気、スクレーパー


手入れ 手入れ

手入れ 手入れ



部品手入れは初心者や素人に振り分けられる作業ではあるものの、それなりに大変というよりもいちばん大変な作業かもしれない。
汚れを掃除する作業なので一番汚い部分を触るようになるから、汚れるのが嫌な人はかなり辛い作業になると思います。
しかし、この手入れが終わらなければ、組み立てに移行することはできないので、やはり重要な作業なのです。
そして、人によってはこの部品手入れのスピードが一番結果につながるという人もいます。たしかに、分解や組立作業はどんなに頑張っても一定の時間が必要ですが、部品手入れは頑張れば頑張るほど早く終わらせることができるといえますから、大変ですけど。

これは書いていいか迷いましたが、私が若い頃は真冬でも汗ばむくらいのスピードで手を動かすように訓練してました。本当に部活の特訓かと思えるほど大変な修行でしたね。

今では通用しないと思いますが、基本的に私が指導する場合はできる限り早く手を動かすことを指導してはいます。(もう、すでに自分自身が衰えていますけど・・・・)


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