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先ずは面間上下の調整

 
私の経験として、センターリング(芯出)は計算して値を割り出すやり方が、平均して早くセンターリング(芯出)を完了できると思います。

これには、賛否両論あり勘でセンターリングを行う方が早いという方も多いことは知っています。
ですが、実際に作業する場合コンスタントに一定のスピードでセンターリング(芯出調整)出来るのは、計算による方法です。


慣れてくれば、面周同時に調整できるようになりますが、初めのうちは面間上下の傾きを修正後、周の修正を考える方がやりやすいと思います。

芯出作業は、数値で計算して調整する方が効率的な作業が可能になる。
初めのうちは、勘で修正する方が早いと錯覚する者もいるでしょうが、それは勘違いです。
私は繰り返し試しましたが、計算して調整するやり方のほうが、安定して早く結果が出ます。

感覚的な作業が重要になるのは、計算通り数値が動かないときであるが、これは、熟練者でも困難な作業になる場合がほとんどでしょう。
それでも、原因が特定できれば簡単に修正できるようになるでしょうが、ベースの不平衡や変形等ある場合は、かなり難しいものになります。



センターリングはカップリング直径と取付ベースまでの距離の比率で調整すると最速のセンターリング調整が可能になります。
これ、本当に最速でセンターリングができるようになります。

そのためには慣れも必要ですが、柔軟な考え方が必要です。
なぜなら、計算式そのものは簡単なものであるのに、現場で使える者が少ないのが実情だからです。

おそらく、難しいものだと考えているのだろうと推測しています。
本当に算数レベルで解答がでますから、試してみるのがお得です。










この計算式は正直使える。
格段にセンターリング(芯出)作業の効率がアップすると思う。

センターリングをやり始めてから二十数年をついやして、たどり着いた計算式で、特に人に教わったわけでもない。
最も、私は頭がよくないので時間が掛かったのかもしれないが、周囲の同業者を見てもほとんど計算しないで実施しているように見える。

そして、当然のことながら、センターリングの調整法は上下面間だけではなく、左右面間にも使用できる。
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