センターリングへの関心
私の周囲にも当然センターリング法(芯出し法)は公表していますし、サイトでの情報よりも生きた情報を提供しているつもりなのですが、私が明記している方法を完全に実行する人はほとんどいないものですね。
私の言葉が足りないのでしょうか?。
ですが、プロとして職場にたつ以上は自分の努力や工夫は絶対に必要なことだと思いますが・・・。これが古い考えなのでしょうか?。
他社の方の方がこのサイトのセンターリングに興味を持ってくださっているように感じますし、実際に大手企業の方からメールで質問を戴いたこともあります。
私としては本当に嬉しいことです。同業他社の方から質問されることは光栄の至りともいえます。
ですから、社内からの質問はいつでも許される限りの時間をかけて答えているのですが・・・・。
私が一番最初にセンターリング(芯出)作業をしたのは、ダイヤルゲージを読めるようになった日でした。
ダイヤルゲージの読み方を教わって、師匠の反対側に立って「ブラス」「マイナス」を間違えずに読めるようになったら、いきなり次は自分でセンターリング(芯出)しなさいと言われました。
「えっ」(どうやってセンターリングすれば・・・・)。センターリングのセの字も分からない状態で挑戦しました。
あの頃の師匠達は厳しい方ばかりでしたから、一度見せてもらったことを再現できないと厳しく叱られましたよ。
私はそれが当然だと感じていましたから、師匠の一挙一動を見逃さないようにしていました。
今では通用しない指導方法なのでしょうが、私は今でも見て真似て覚えるのが一番良いと思います。
特に「職人」の技は言葉にして伝えるのはとても難しいことが多いです。
言葉にできる部分なんて本当に少ないと感じます。
ですから「職人」と自覚している人達は自分の技は限られた人にしか見せませんでした。
私もその様に教わってきましたから「この技は人に見せてはいけない」というものを色々教わっています。
センターリング(芯出)法のように言葉や数値にできるものは比較的伝えやすいですし覚え安いものです。
誰が公表しているからではなくて、何を公表しているかを良く吟味して欲しいですね。
貴重な知識になると思いますから。
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