回転機のセンターリング(芯出)

 
電動機(回転機)のセンターリング(芯出)について紹介したところ、反響が大きかったので、新たにサイトを立ち上げることにしました。

私は電動機関係の仕事を40年以上続けてきた者です。
技術(技能)レベルはそれなりのものだと感じています。


今から紹介する内容は、毎年行われる社内研修用の資料を一部紹介します。
私が資料作成のためにネットで調べてみても仕事に使えるような内容は見つけることが出来なかったので、自分で公開することにしました。
何かの参考になれば幸いです。

センターリング(芯出)が重要な作業であることは、少し経験を積んだものは解ると思いますが、本当の難しさを知るのはそれから先のことになるでしょう。

センターリングや芯出というのは、回転軸同士を真っ直ぐに合わせることであり、ダイヤルゲージ等で読んだ値がどのようにずれているのかをイメージできないと上手くできないものです。

時間がかかったり思い通りの寸法が動かないというような壁にぶつかることがあります。
単純に方法を変え、計算してしまえば、実質何mm動かせばいいのかは簡単に解るものです。


私としてはコツのようなものはないように思いますが、例えばよくやっているのは、とりあえず「0.1mm」入れていくつ動くか見てみようというようなやり方です。
ちなみに、私は若い頃このようなやり方をしていました。
しかし、そのやりかただと、行ったり来たりというように、数値が増えすぎたり減りすぎたりして、うまくいかないことがでてきます。
そんな機器でも、殆どの場合、寸法測定して計算してやると、だいたい一回の調整ででてしまうことが多いです。

文中書いてますが、私は頭が良いわけではありません。
むしろ、良くないほうだといえます。
それでも、計算は電卓がやってくれますし、百均で変えますから経済的です。

私自身、若い頃は頭のいい人が計算してセンターリングをするんだろう・・・。と思っていましたが、そうではなく、誰でもが計算して同じ結果を得ることができるのです。

これ本当に驚くほど効果がででます。

研修でまったくの初心者を対象にしても効果が確認できております。

 

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